経験年数は増えても、なかなか上がらない給料。
昇給も500円や1000円なんてところもザラで、いつになっても生活が豊にならないですよね…。
僕も前職場のときは上がらない給料に絶望してたな
そんな中、給料が手取りで30万円ほどあるとだいぶ生活が楽になりそうですよね。
そんなわけで本記事では、理学療法士が手取り給料を目指す方法を紹介していきます。
収入アップを目指したい理学療法士に必見の記事になっています。
理学療法士の平均的な手取りはいくら?
当サイトが理学療法士の平均年収などから試算したところ、PTの手取りは20万円というのが現状と言えます。
厚生労働省の令和3年賃金構造基本統計調査によると、理学療法士の平均年収は約426万円になっています。
扶養家族などで人それぞれで変動ありますが、実際に手元に入ってくる額は「給与のおよそ75%~85%」と言われています。
それを基に理学療法士の手取りを計算すると以下の通り。
平均年収 | 手取り額 | 月あたりの手取り | ボーナスを含まない手取り |
---|---|---|---|
約426万円 | 約319万円 | 約26.5万円 | 約20万円 |
上記のように理学療法士の平均的な手取りは月26.5万円ほどにな、ボーナス分を考慮すると20万円強というのが手取りの現状と言えます。
手取り30万円の理学療法士の年収はどれくらい?
理学療法士の平均的な手取りは約20万円ですが、では手取り30万円となるには一体いくら稼げば良いか気になりますよね。
ずばり手取り30万円を稼ぐには、残業代なども含んだ額面で月収35〜40万円、年収で言うと490万〜560万円が必要になります。
ざっくり言えば、理学療法士の中でも勝ち組と言われる年収500万円がラインになってきます。
手取り30万円は目指せる
手取り30万円は高いハードルにように感じるかも知れません。
ですが、実際には認定理学療法士など特別な資格を持っていない筆者も年収500万円、手取り30万円を稼ぐことができています。
確かに簡単とは言いませんが、働き方を工夫することで手取り30万円は目指せる金額と言えます。
手取り30万円を目指す方法は、これから紹介していくよ
理学療法士が手取り30万円を目指す方法
手取り30万円を目指す具体的な方法は、下記5つが挙げられます。
それぞれ解説していきます。
訪問リハビリで働く
出来る限り早く手取り30万円を目指したいなら、訪問リハビリが最も可能性が高いでしょう!
訪問リハビリには、下記の要因から給与が高い職場が多いです。
- リハビリ1件あたりの報酬単価が高いこと
- インセンティブ制度(歩合制)がある
入院から在宅へと推しすすめる国の方針からも、訪問リハは報酬単価が高くなっているので必然的にベースの給料も病院よりも高く設定されています。
そこにインセンティブという歩合制度が加わることで、さらに給料が上積みされています。
訪問リハビリが稼げる理由は、下記の記事でくわしく書いているので参考にどうぞ。
実際に訪問リハビリで働く人は、かなりに金額を稼いでいます。
訪問リハビリでは年齢関係なく、頑張り次第で稼げるので、気合いさえあれば手取り30万円も全然難しくないです。
訪問リハビリの職場は、自分で探すのも良いですが、転職サイトを利用して二刀流で探していく方が効率的で、良い求人を見つけられる可能性がグンッとあがります。
訪問リハビリの求人を探すなら、下記2つの転職サイトに登録しておけば問題ないでしょう。
管理職になる
職場を変えるのが難しい人は、管理職を目指すのも手です。
管理職の手当は月5万円前後が相場で、年収にすれば60万円のアップなので、今の年収が450万円前後であれば手取り30万円も可能になります。
管理職は大変で面倒ですが、それでも月5万円も給料がアップすると考えると割は良いんじゃないでしょうか?
管理職の仕事も慣れてしまえばそこまでキツくないよ
管理職の年収事情や仕事内容は、下記でくわしく紹介しています。
公務員PTになる
公務員は若い頃は給料が安いものの、年齢と共に確実に昇給し、40歳前後で手取り30万円のラインに乗ってきます。
福利厚生も充実していて、安定性という面でも公務員は魅力が多いです。
一方で求人数は少なく、競争が激しいので簡単には公務員になれないのはデメリットとも言えます。
安定性・確実性では公務員は強いよね
ちなみに下記の病院・施設も公務員に準ずる給与体系なので、手取り30万円を目指せる可能性は高いです。
- 国民保険組合
- 日本赤十字社
- 済生会
- 厚生会
- 北海道社会事業協会
- 国家公務員共済組合連合会
- 公立学校共済組合
- 日本私立学校振興・共済事業団
- 健康保険組合
- 地域医療機能推進機構
- 国立病院機構
- 労働者健康安全機構
教員になる
教授レベルはもちろんのこと、養成校の教員でも手取り30万円は目指せます。
ただ教員、特に大学で働くには大学院への進学や研究・論文発表などが必須で、ハードルは高めです。
普通に病院で働くPTが目指すには、一般的な選択肢ではないかも知れません。
副業する
本業にプラスして副業で数万〜十数万円を稼ぐやり方は、手取り30万円を目指す方法として確実性は高いと言えます。
実際に筆者も副業で年間100〜150万円ほどを稼いでいるので、そこまでハードルは高くないです。
副業は数多くありますが、個人的にPTにおすすめの副業は以下の通り。
- せどり
- パーソナルトレーナー
- ブログ
- WEBライター
- セミナー講師
上記の副業に関しては、下記の記事で詳しく紹介しているので参考にどうぞ。
理学療法士が手取り30万円を狙えるには期限がある
これまで理学療法士で手取り30万円を目指すことは可能で、その具体的な方法を紹介してきました。
ただ残念ながら、手取り30万円を目指せる可能性は年々下がっていきます。
と言うのも、2026年にはリハビリの需給バランスが崩れ供給過多になると予想されているからです。
上図が意味するのは、2026年以降は手取り30万円を目指して、訪問リハビリなり管理職の職場に転職しようとしてもそもそも求人がない可能性があるということ。
もし手取り30万円を目指したいなら今すぐ行動すべきと言うこと
毎年1万人以上のPTが誕生する現代では、いち早く行動して求人情報が入ってくる状況にしておくことがすごく大切!
そういった意味でも、自動で求人を教えてくれる転職サイトの活用はおすすめです!
理学療法士におすすめの転職サイトに関しては別記事で詳しく紹介しているので参考にどうぞ!
理学療法士が手取り30万円を目指す方法まとめ
手取り30万円を稼ぐには、残業代なども含んだ額面で月収35〜40万円、年収で490万〜560万円が必要になります。
理学療法士で手取り30万円は難易度は高いものの、決して不可能な金額ではないです。
上記5つの方法を試せば、理学療法士でも十分に手取り30万円を目指せます。
ただ2026年以降はリハビリは供給過多になり、手取り30万円を出してくれるような職場を探すのが難しくなる可能性が高いです。
ですので、手取り30万円にいきたいなら今すぐ求人情報が手に入る状況にして、行動していくのが凄く凄く大切!
忙しいPTはひとりで転職活動をするのはハードモードなので、転職サイトを活用すれば失敗しないでしょう。
今回は以上です。