多くの人が理学療法士という仕事に対して漠然と良いイメージを抱き、希望を胸にリハビリの道を目指していきます。
しかし実際に働きはじめるとリアルな現実に直面し、理学療法士という仕事を選択したことに後悔することも…。
僕も15年のPT人生のなかで後悔を感じた瞬間は多々あるよ
理学療法士というキャリア選択に迷っている人や、すでにこの道を歩み始めて不安を感じている人にとって、きっと参考になるはず!
そんなわけで本記事では、現役の理学療法士が感じた「後悔」の瞬間を率直に語ります。
最後までしっかりと読んで、理学療法士としての現実と向き合い、より良い選択ができるようになっていただければと幸いです。
理学療法士になって後悔したこと
臨床経験15年目の筆者が、理学療法士になって後悔したことは以下の通り。
それぞれ解説していきます。
給料がそこまで高くない
理学療法士を志した頃の筆者は、正直お金のことなんてそこまで深く考えていませんでした。
今よりネット環境やSNSも発達しておらず、そもそも理学療法士のお給料事情を知る機会が少なくなかったです。
ただ何となく医療職だし、お給料は良いイメージは持ってたな…
ですが、実際に働いてお給料をもらうとそれほど給料は高くなく、むしろ世間の平均以下という現実を知ることに…
昇給もわずかで、異業種の友人とは歳を重ねるごとに給料の差が開く一方…
医療職だしそこまで悪くはないだろうと安易に考えていたことを後悔したのは正直なところ。
国家資格なんだし、もっとお給料高くして欲しい…
学びにお金が必要
いざ国家資格を取得し理学療法士として働きはじめても、知識・スキルはまだまだ臨床で活かせるものではないのが実情。
そのため働き出しても、スキルアップのために研修会に参加するなどして学び続けないといけないですが、医療系のセミナー・書籍は高いッ!
- 書籍:5,000円以上が相場
- 研修会:8,000円〜20,000円が相場
特に研修会の費用はピンキリで、理学療法士協会や病院主催の研修会以外は10,000円を超えるのが相場です。
さらに開催地によっては交通費や宿泊費が掛かってかなりの出費に…。
最近はオンライン研修も増えて、交通費とかはマシになったけど…
やりがいを見出せないこともある
理学療法士の関わる疾患は多岐にわたります。
- 運動器疾患
- 脳血管疾患
- 呼吸器疾患
- 内科疾患
- 心臓疾患
- スポーツ疾患
また上記の疾患だけでなく急性期、回復期、慢性期、在宅、ターミナルなど関わる分野も非常に多いです。
そのため自分にあった疾患・分野じゃないとやりがいを見出せない状況になってしまうことも…。
また医療現場のリアルな面を知ることで、やりがいをなくす人もいるのは事実です。
僕も総合病院の時はやりがいを見出せない時期があったな…
将来性がそれほど良くない
過去の筆者は世間の認識と同じで、高齢化社会でリハビリ需要はまだまだ高まっていくし、安泰な職業と考えていました。
ですが、それは間違っており養成校の乱立で理学療法士は増えすぎて供給過多になり、需要は減っていくと予想されています。
早くて2026年にはリハビリの需要に対して供給が上回る予想がされており、将来性も怪しいのが実情です。
将来性がそれほど良くないことを知ったときには後悔しました。
供給過多なのも給料が上がらない一因だよね
友人、家族の集まりに参加しにくい
最近は365日リハビリを行う病院、老健施設が増えてきました。
そのため休みはシフト制で、日曜・祝日にも出勤があり、GWやお盆、年末年始にも出勤しないといけません。
そのため大型の連休でよくある友人、家族の集まりにも「ごめん、仕事だわ」と断ることが多く何度も後悔したました。
みんなが楽しそうにしてるのに仕事はつらいよね
ただ後悔の大半は、転職することで解決できた
前述の通り、理学療法士になって後悔したことを5つ紹介しました。
ただこれは筆者の前職場(慢性期および総合病院)で感じていたこと。
それまでに感じていた後悔も、今の職場(整形外科クリニック)に転職してからは後悔を感じることはなくなりました。
特に後悔の大きかった給料の安さに関しては、今の職場(整形外科クリニック)ではPTの平均を大きく上回るお給料をいただけています。
また研修費の全額補助や休みの取りやすさなど、学び・プライベートの面でも恵まれて後悔を感じる場面はほぼなくなりました。
転職してPTになって感じた後悔はかなり減りました
ただ転職のときは、それまでに感じていた後悔を少しでも減らすべく、リハビリ転職サイトを活用して細かく条件を確認しました。
転職サイトを活用することで、給料・福利厚生のチェック、職場の雰囲気などを細く確認できてミスマッチが減りました。
リハビリ転職サイトは数多くありますが、レバウェルリハビリは親身に話を聞いてもらえ、はじめての転職にはおすすめ。
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理学療法士になって後悔したことまとめ
本記事では、理学療法士になって後悔したことを紹介しました。
筆者が理学療法士になって後悔したことは以下の5つがあります。
ただ上記の後悔は、筆者が以前に勤務していた職場(総合病院)によって感じていたもので、職場を変えることでその後悔もなくなりました。
自分にあった職場で働くことが大事だと感じました