理学療法士で年収700〜800万円って可能なの?
どんな方法があるんだろう?
今回はこんな悩みを解決していきます。
厚生労働省の賃金構図基本統計調査によると、令和3年度における理学療法士の平均年収は409万6,400円とされています。
また最も年収が高くなる50代後半でも平均年収575万円と、年収700〜800万円には大きく届かないというのが現状です。
年収700万円以上は夢の世界みたいだね…
平均年収が400万円台の理学療法士の中で、倍近い年収700〜800万円を稼ぐことは不可能なのか?
この記事で徹底解説していきます。
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理学療法士で年収700〜800万円はハードルはかなり高い
結論からいうと理学療法士で年収700〜800万円を稼ぐことかなりハードルが高いと言えます。
まず理学療法士の年収別の分布をみると、年収年収650万円以上は全体の0.18%とかなりの上位層で、その難易度の高さがわかります。
年収650万円以上ともなると、理学療法士1本ではわずか一握りという結果。
さらにリハビリ向け転職サイトで年収700万円以上の求人を探しても、ヒットしませんでした。
このように年収700万円以上はかなりハードルが高い金額というのが分かります。
ただ働き方を工夫すれば、ハードルは高いものの可能性はなくはないという金額というのが答えです。
次からは理学療法士が年収700〜800万円を目指す方法を紹介していきます。
理学療法士が年収700〜800万円を目指す4つの方法
理学療法士が年収700〜800万円を稼ぐための方法は、以下の5つです。
それぞれ解説していきます。
訪問リハビリで働く
理学療法士だけで年収700万円以上を目指すなら、訪問リハビリ一択です。
実際に訪問リハビリで働くPTは、一般的な病院の給料よりも1.5〜3倍近く稼いでいます
めっちゃ凄い額だね!
上記のように訪問リハビリは理学療法士にとって最も稼げる分野です。
- 報酬単価が高い
- インセンティブ制度がある
- 運営費が少なく済む
- 介入数に制限がない
- 需要が高い
上記5つの理由で訪問リハビリは稼ぎやすくなっていて、特にインセンティブ制度というのが稼げる最大の要因と言えます。
これは歩合制のような制度で簡単に言えば月に一定のリハビリを提供すれば、それに応じて基本給にさらにプラスαを上積みするというもの。
稼ぐためには訪問件数を増やしたりと体力的にキツい面はありますが、頑張った分だけしっかりと給料に反映されます。
訪問リハビリの求人は数多く出ているので、一度チェックしてみると良いでしょう!
ただひとりで全ての求人をチェックするのは限界があり非効率なので、リハビリ向け転職サイトを使うのが賢いやり方です。
リハビリ向け転職サイトは数多くありますが、訪問リハビリの求人に定評があるのはPTOT人材バンクです。
上場企業が運営し、好条件の求人の多さと確かな紹介実績から多くのセラピストが利用しています。
まずはどんな求人があるかチェックしてみるだけでも良いんじゃないでしょうか。
\ 高年収の求人が多い /
※ 無料で利用できます
PTOT人材バンクの評判は、こちらの記事で紹介しています。
高年収な職場で副業を掛けあわせる
理学療法士1本でいくなら前述の訪問リハビリ一択ですが、訪問リハビリは体力勝負な一面もあり合う合わないもあります。
その点、高収入の職場に身をおき副業を掛けあわせるという方法は、一般的な理学療法士にとっては最も可能性がある方法といえます。
筆者はこの方法で年収680万円であり、年収700万円には届かないもののあとは副業の頑張り次第で射程圏内のとこまでは来ています。
本業の収入
副業の収入
年収700万円は可能な数字と思ってるよ
副業でどれだけ稼げるかにはよりますが、ハードルは高いものの年収700〜800万円は目指せる額と言えます。
ただベースとなるPTの給料はできれば500万円は欲しいので、まずは給料の高い職場に身をおくのは必須の前提条件です。
一度、転職サイトでどれだけPTとしての給料がアップするか確認してみましょう!
リハビリ向けおすすめ転職サイトは、こちらの記事でくわしく紹介しています。
副業はストック型がマスト
年収700万円以上を目指すなら、休日や仕事終わりに時給制のバイトでは到底不可能で、寝てる間や本業中に収益が発生するストック型の副業がマストです。
ストック型は毎月の労働時間にかかわらず、継続的に収入を得られるシステム
ストック型副業のメリット・デメリットとは?ストック型に当てはまる副業とは
ストック型の副業は稼げるまでに時間は掛かりますが、一旦稼げるようになると収入を大きく底上げしてくれます。
ストック型で理学療法士におすすめの副業は下記のとおり。
- ブログ
- YouTube
- SNSマーケ
- 有料教材販売
時間は掛かるけど、稼げるようになると大きいよ
理学療法士のおすすめ副業は、こちらの記事でくわしく紹介しています。
大学教員になる
大学教員(講師以上)は、年収700万円を超えてきます(大学による)。
- 助教 :650万円(平均30歳後半)
- 講師 :720万円(平均40歳前半)
- 准教授:860万円(平均40歳後半)
- 教授 :1,070万円(平均50歳代)
教授レベルになると、いよいよ年収1,000万円を超えてきます。
高収入の一方で、大学教員になるには論文や研究実績を重ねないといけないなどハードルも高く、誰もが目指せるものではないのが現状。
大変だけど、年収の面ではPTの中で最強かも
もし教育分野に興味があり、研究にも打ち込めるなら選択肢に入れてみるのも良いでしょう。
保険外での起業
理学療法士としての専門性を活かしつつ、起業するのも年収700〜800万円を目指す方法です。
一時期のPT開業ブームに比べると減りましたが、今でも腕に自信のあるPTは下記のように保険外に活躍の場を移しています。
- 自費の整体院
- パーソナルトレーナー
- 医療、福祉関連の事業
- フィットネススタジオ
上記のような起業プランがあり、うまくいけば年収700〜800万円を狙えます。
ただスキルがあればうまくいくものでもなく、経営スキルや資金力が必要などハードルもリスクも高いので、よほど自信がない限りは避けておくのがベター。
ただ上手くいくと、年収700〜800万円といわず1,000万円以上も可能なので、チャレンジ精神のある人は検討するのもありです。
リスクがあるけど、リターンも大きいよ
理学療法士が年収700〜800万円を目指す上で注意すべきこと
理学療法士として、年収700〜800万円の高みを目指すことは素晴らしいことです。
収入が増えれば人生の選択肢も増えますし、お金で諦めることが減って、心のゆとりも生まれます。
ただひとつ注意すべきことがあって、それはお金だけを求めすぎないこと。
お金を得るための仕事と割り切るのもありですが、人生において仕事をしている時間は長いもの。
- やりがいを持って働けるか
- 楽しく働けているか
- 自分にあった分野で働けているか
高い給料を求めるだけじゃなく、上記のような仕事とのバランスもみていくようにしましょう!
理学療法士が年収700〜800万円を目指す方法まとめ
本記事では、「理学療法士が年収700〜800万円は可能?稼ぐための方法を徹底解説!」について書きました。
ぶっちゃけ理学療法士で年収700〜800万円を稼ぐのはかなりハードルは高いですが、条件を絞ったり働き方を工夫すれば可能な数字です。
具体的な方法は下記の4つ。
中でも副業の掛け合わせは、普通の理学療法士でも再現のある方法なのでおすすめです!
目指せ高収入PT!
今回は以上です。