今度、新しい職場の面接を受けるんだけど、どんな質問をされるんだろう?
今回はこんな疑問を解決していきます。
理学療法士の採用において最も重視されるのが面接で、この面接を通じて採用側は応募者の人となりや職場との適合性を判断していきます。
なので応募者側からすると、少しでも事前に対策しておきたいと思いますよね。
少しでも印象を良くしておきたいよね
そこで本記事では、現在リハビリテーション科の採用を任されている筆者が、実際に面接でよく聞く質問を10個紹介していきます。
質問の裏側にある本音もぶっちゃけていくよ
面接で緊張する、少しでも対策しておきたいと思うPTに必見の記事になっています。
本記事の内容は、あくまで筆者個人の考え・意図を反映した内容になっているので、必ずしも全ての面接官に対応するものではないことを事前に了承ください。
理学療法士の面接でよくある質問10選!その裏にある意図は?
それでは採用担当として、面接の時に実際によく聞く質問と、その裏にある採用側の本音を紹介していきます。
当院を志望した理由は?
志望理由は必ず聞かれる質問です。
とはいえ、履歴書にもあらかじめ書いてあるので、採用側として知りたいのは「なぜ当院じゃなければダメなのか」です。
どこの病院でも通用するような当たり障りのない志望理由だと、「別にウチじゃなくても良いんじゃない」となってしまうので、しっかりと応募先の強み・特徴を把握して志望理由に入れましょう!
最終的にPTとして成長できる環境という流れにした方がベターだよ
前職場を辞めようとした理由は?
前職場を辞める理由に、給料面や上司とのソリが合わないなど職場への不満というケースも多いと思います。
ただ前職場への不満であっても、それをそのまま面接の場で言うような人は“危険”と判断します。
- スタッフと馴染めないんじゃないか
- トラブルメーカーになるんじゃないか
- 気に入らないことがあるとすぐに辞めるんじゃないか
例え本音はネガティヴ理由でも、「前職場で働く中で〇〇に興味を持ち、貴院ではその分野を学べると感じた」などとポジティブな理由にしましょう!
本音と建前を使い分けられる柔軟性、性格を見ているよ
得意な疾患、分野は?
採用側としてはただ単位を取得してもらうだけに雇うのではなく、プラスαでメリットも欲しいところ。
得意な疾患や分野が、職場の患者層とマッチしていれば戦力として大きなプラスになりますし、スタッフへの知識・スキル共有という面でもプラスに働きます。
逆に得意な疾患や分野が、職場の患者層と大きくズレているようなら「なぜウチを希望したの?」と疑問符が付くので注意しましょう。
持ってる資格なんかもアピールできるといいね
どんな理学療法士になりたいか?
面接では理学療法士として、これからも成長していく意欲があるかを必ずチェックします。
それなりに働いて給料が貰えればOKという考えの人よりは、前向きに成長できる人材を欲しいのはどこの病院も一緒です。
またその目標、将来像がこの職場とマッチしているのかも見極めています。
意欲のある人がいると、それだけで職場の雰囲気も良くなるよね
「どんな理学療法士になりたいか」への面接での答えかたについては、こちらの記事で解説しています。
長所、短所はどこですか?
客観的な視点で、自己分析ができているかは必ずチェックしておきたいポイントです。
特に短所に関しては、その短所を克服するために気をつけていることも一緒に話すと印象アップします。
短所は誰でもあるものだから、無理に隠そうとしなくてOK
ストレスの発散方法は?
人と接する機会の多い理学療法士は、どうしてもストレスが溜まりやすい仕事と言えます。
なのでストレスが溜まった時に、セルフコントロールをする術を持ち合わせているかをチェックしています。
どうしてもストレスを溜め込む人の場合、それがきっかけで業務に支障をきたすことになる可能性もあるので…。
発散方法は、運動や旅行など前向きなものを答えると良いよ
最近イライラしたエピソードは?
いわゆる“キレやすい”性格の人は、トラブルメーカーになるので避けたいのが本音。
エピソードの内容によって、感情的になりやすい人物なのかを見極めています。
イライラは誰でもしますが、些細なことでのエピソードを回答として持ってくるのはNGなので気をつけましょう!
イライラした時の対処法なんかもあると良いよね
他の病院、施設を見学しましたか?
正直なところ別に他の病院や施設を見学していたり検討していても、それで印象が悪くなることはないです。
むしろ色々な病院を見た中で、自身のキャリアプランと照らし合わせた上で選んでくれたことが分かればOK。
「いくつか見学した中で、貴院の〇〇に惹かれました」という流れにしていけば良いんじゃないでしょうか。
色んなところを見るのは悪いことじゃないよ
趣味や興味があることは何ですか?
趣味や興味があることを聞くことで人間性をチェックしつつ、スタッフとの相性も見ています。
スタッフと同じ趣味を持っていれば、すぐに打ち解けやすいですし、人間関係のトラブルが減る可能性がアップするので参考にします。
明るく笑顔で答えてくれると、尚いいよね
何か質問はありますか?
面接の最後によくある「何か質問はありますか?」という、いわゆる逆質問。
この職場に興味を示しているか、積極性・意欲をチェックしています。
「どういった患者層が多いか」「仮に採用となった場合、入職までにどういった勉強をしておけば良いか」などを聞くと印象がアップします。
逆質問はしておく方が採用側の印象は良くなるよ
逆質問の答え方については、こちらでくわしく解説しています。
以上が筆者が採用面接のさいによく聞く質問です。
もちろん面接官によって質問は異なるので、人気書籍「すごい面接の技術 転職活動で「選ばれる人」になる唯一の方法」で対策しておくと良いでしょう!
面接の注意点、具体的な質問の回答が記載されているよ
採用担当は、理学療法士の面接・質問でココを見ている
まずは採用担当は、面接でどこを見ているかポイントを解説しておきましょう!
それぞれ解説していきます。
最低限の身だしなみ
スーツで清潔感があって、髪型・髪色が派手でなければ基本OKです。
- シャツやジャケットにシワや汚れがないか
- 寝癖がないか
- 髭の剃り残しがないか
- 派手なネクタイやカバンでないか
- メイクやマニキュアは派手じゃないか
上記を意識できていれば、第一印象が悪くなることはないです。
面接は短時間なので、第一印象でマイナスイメージが付くと、どれだけやる気があっても挽回は難しいので気をつけましょう。
とにかく身だしなみは無難にしておこう!
コミュニケーション力
面接では様々な質問を通して採用者のコミュニケーション力を見ています。
- 目を見て話せるか
- 質問に対する答えになっているか
- 笑顔など表情は豊かか
- 会話を続けられるか
- 嘘をついていないか
主には上記を意識してチェックしています。
特に目を合わせれないと印象はダウンするので、気をつけましょう!
人見知りしやすい人はしっかり練習しておこう!
臨機応変かどうか
「他にも応募者がいるけど、〇〇さんがアピールできることはありますか?」みたいに少しフェイク的な質問で、応募者の臨機応変さを見ることもあります。
どうしても仕事をする中では、ハプニング的なことも起こるので、そういった時に咄嗟に対応できるかを重視しています。
どんな質問が来るか分からないけど、色々想定して準備しておこう!
理学療法士が面接の質問で意識すべきポイント
面接の質問で意識して伝えるポイントは下記2点です。
- この職場じゃないといけない理由
- 長く働く意思がある
色んな人を面接していると、教科書通りの無難な受け答えに終始する人って多いんです。
どこの病院・施設でもいけるような志望理由だったり、将来の目標を答えられると「別にウチじゃなくても…」と思ってしまいます。
なので「とりあえず内定が欲しんだな」と感じることもしばしば…
しっかりとこの職場で働きたい意志を示そう!
また面接をする中で、2〜3年で学んで次の職場に…というキャリアプランを話される人がいますが、採用側からするとスグに辞められるのは困るんです。
入職して最初の頃はオリエンテーションも必要ですし、慣れるまでの時間も掛かるので、そこに時間と人件費を割かなくていけないので、スグに辞めそうな人は印象がダウンします。
採用コストをできるだけ下げたいのはどこの職場も一緒。
面接の時は、嘘でも長く働きたいと伝えよう!
面接・質問の受け答えに不安のある理学療法士は、転職サイトを活用すべし
面接は誰しも緊張するものなので、事前にきちんと対策しておきたいもの。
とはいえ、そもそも1人で面接練習なんて難しいし、何をどう対策したら良いか迷いますよね…。
そこでおすすめなのがリハビリ向け転職サイトの活用です。
転職サイトは求人紹介の他に、担当者がついて面接のアドバイスや実際に面接練習もしてくれます。
なので特に面接に苦手意識のある、不安を抱えている人には利用して欲しいサービス。
転職サイトの利用は無料なので、不安なら絶対利用すべし
リハビリ向け転職サイトは数多くありますが、なかでもレバウェルリハビリは担当者も親身で面接サポートもばっちりでおすすめ!
もちろん求人の質も高いので、自分にあった職場で出会える可能性がグンッとあがります。
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レバウェルリハビリの評判は、こちらの記事でくわしく紹介しています。
採用担当が直伝!理学療法士の面接でよく聞く質問まとめ
本記事では、リハビリの採用担当である筆者が面接でよく聞く質問を10個お伝えしました。
採用側もただ何となく形式的に質問しているんじゃなくて、意図を持って質問を選んでいます。
ぜひぜひ採用側の意図を理解して、面接での印象アップ・内定獲得を狙ってください!
良い結果になりますように!
今回は以上です。