理学療法士は、多くの患者さんの機能回復・健康を支え、リハビリテーション分野で活躍する専門職。
しかし、その役割は非常に広範であり、一日の中でも多彩な業務に対応しなければならないですよね。
それは実際のリハビリの業務だけでなく、退院調整や他職種連携まで非常に多くの業務が含まれます。
そんな理学療法士の仕事について今回は深堀りし、日常や仕事でありがちな「あるある」を共有します。
よく直面する困りごとから現場で働く理学療法士のリアルな声をお届けします。
理学療法士あるあるネタ【職場編】
ここでは理学療法士として働く職場でよくありがちな“あるある”を紹介して行きます。
それぞれ紹介していきます。
リハ拒否患者との闘いに消耗
特に病院勤務では、リハ拒否の患者さんを担当することも多いですよね。
医師からオーダーが出ている以上、拒否されても行かないといけないわけですし、本当に無理な場合は医師に相談しなくちゃいけないし消耗しちゃいますよね。
中には認知機能の問題もあって、「リハビリ行きましょう!」と言うと、大声をあげて叫んで拒否したり、暴力を振るう人も…。
とりあえずリハじゃなく、オーダー出す前に判断してよって感じだよね
ベットに移乗したタイミングでトイレ
患者さんをベッドに移乗して、次の患者さんや会議へってタイミングで「トイレに行きたい」って言われ絶望することってありますよね。
しかも忙しい時に限って、そういったことが多く心の中で「マジかぁ〜」ってなりますよね。
もちろん笑顔で対応するけどね
リハ時間にお風呂や診察予約
事前に患者さんにも、看護師にもリハ時間を伝えてあるのに、いざ部屋に行くとお風呂に行ってたり、診察に行ってたり…。
リハビリのスケージュールが崩れ、調整にあたふたってことはあるあるじゃないでしょうか?
事前に伝えてるんだからって思うけど、そこは笑顔で対応するのがリハだよね
看護師に負けがち
前述のリハ時間だったり、病室の環境設定でこちらの意見を押し通したいことは多いけど、看護師さんの圧に屈することは多々ありますよね。
また何かと面倒なことを押し付けられるのがリハビリってケースも多いです。
日々、看護師さんの顔色を伺って仕事をしているリハ職は多いんじゃないでしょうか。
看護師さんはドタバタ忙しいから仕方ない面もあるよね
めっちゃ健康志向の同僚がいる
患者さんの症状を根本解決するために色々と勉強して、栄養学にたどり着くセラピストは多いです。
分子栄養にまで知見を広げ、それを実践するめちゃくちゃ健康志向な同僚が職場に一人はいるんじゃないでしょうか?
ただ中には患者さんへアドバイスして、それが原因で医師と揉めるケースも…。
あまり行きすぎるのもどうかなって思うことはあるよね
理学療法士あるあるネタ【プライベート編】
ここでは理学療法士としてプライベートの場面でよくありがちな“あるある”を紹介して行きます。
街中で歩行分析しがち
街中を歩いてる時や待ち合わせのちょっとした隙間に、ついつい街行く人の歩容が気になって見入っちゃう人は多いでしょう。
「あの人は、膝が悪いかな…」なんて考えながら歩行分析をしてしまいますよね。
もはや職業病だよね
映画、ドラマの杖の高さを気にする
映画やドラマで明らかに高さのあってない杖・松葉杖を見ると「おいおい」ってなりますよね。
一旦気になり出すと、内容に集中できなくなりますよね(笑)
特に医療系のドラマなんかで、杖の高さが明らかに合ってないとさらに気になる…
ちゃんとリハ職に監修依頼して欲しいよね
給料高いと思われがち
厚生労働省の調査では理学療法士の平均年収は約426万円と、全職種平均の443万円より17万円も低いというのが実情。
ですが患者さんとの会話で「リハビリの人は給料高くて良いよね」って言われることは多く、その度に苦笑いすることも多いんじゃないでしょうか。
「いやいや全然そんなことないですよ」って言っても、信じてもらえずなんだか悲しい気持ちになるのは僕だけ?
世間のイメージとのギャップに虚しくなる
理学療法士の給料事情は、こちらの記事でくわしく紹介しています。
家族、親族からマッサージ頼まれがち
お盆や正月に親族が集まると、リハビリ職ということで「身体診て!」「ここが痛いんだけど」と言われることが多いですよね。
そしていつしか治療する流れに…。
実家でゆっくりとは行かず、なぜかいつもの休みより忙しいなんてことはないでしょうか?
マッサージ屋さん感覚でお願いされちゃうんだよな
結婚後、尻に敷かれがち
反論はあるかもですが、理学療法士の男性は優しく、仕事柄どうしても下手に出るクセがついています。
そのため結婚後、高確率で奥さんの尻に敷かれている男性PTは多い!
少なくとも筆者の周りの既婚PTは、概ね尻に敷かれています。
まぁ尻に敷かれた方が上手く行くよね(笑)
理学療法士学生あるあるネタ【実習編】
ここでは理学療法士の実習生でよくありがちな“あるある”を紹介して行きます。
それぞれ紹介していきます。
見学に行く人、決まりがち
見知らぬ実習地、どの先輩PTも怖くて近寄り難いですよね。
でも中には実習生にも優しい人もいたりで、どうしても見学の際にはそんなPTのところに行きがちになりますよね。
怖いPTの見学に行く時はめっちゃ緊張するよね
症例発表の前日は徹夜
症例発表の前日は、資料・発表スライドの作成にあたふた…。
どれだけ準備をしても発表のことを考えると不安で、手直しに手直しを重ね、時間が足りず徹夜になる人も多いですよね。
実習中はどうしても寝不足になるよね
昼休みは眠気との闘い
昼休みの時間は、患者さんの情報をまとめたりしないといけないですが、昼食後とあってついつい睡魔が…。
実習生として寝るのは御法度で、常に眠気との闘いに。。
メモをまとめたり、何か書いてる風を装って良い姿勢のまま眠る強者もいたりしますよね。
僕は眠気に負けて寝ちゃったけどね笑
指導者の無茶振りに冷や汗
見学していると、指導者から「〇〇やってみようか」といきなり評価や治療の無茶振りされることってありますよね。
ただ見学する時間だと思ってたら、いきなりのことで一気に冷や汗が出ちゃいますよね。
見学前に言っててよって思うよね
メモの大半、あまり見返さない
見学中は、ただ見ているだけじゃ眠気が出てきたりするので、何かとメモを取ルコとも多いですよね。
でも担当症例ならまだしも、ただ見学だけの患者さんのメモは書くだけ書いて見返さないですよね。
あれ?僕だけ?
ちゃんと見返えして復習したりしないとダメだよね
理学療法士・学生あるあるネタまとめ!職場・プライベート・実習の全エピソード総括
本記事では、理学療法士やその実習生がよく経験するさまざまなシーンをご紹介しました。
独特な業界用語に戸惑う、患者さんとのコミュニケーションでうまく伝わらないと苦しむ、あるいは、常に自分自身の知識や技術を更新する必要があるというプレッシャーに直面する。
これらの状況は、多くの理学療法士や実習生の日常風景でしょう。
しかし、それらは全て成長への糧となります。
経験を積めば積むほど、患者さんへの理解も深まり、治療の技術も向上します。
あるいは、困難な状況を乗り越えることで、自信や達成感を手に入れることもできます。
理学療法士や実習生たちがこの記事を読んで、共感したり、勇気づけられたりすることを願っています。
この仕事は決して容易ではありませんが、その分、大きな達成感を得られるものです。
理学療法士や実習生の皆さん、一緒に頑張りましょう。