理学・作業療法士は「患者さんのために」、「自分の成長のために!」とやりがいを優先して仕事を頑張っている人が多いです。
ですが、そんな理学・作業療法士のやりがいに頼ったやりがい搾取とも思われるブラックな職場が多いのも事実…。
そんなブラック職場で働いていると心身ともに余裕は失われ、患者さんにも良いリハビリを提供できません。
自分に余裕があるから、患者さんのために頑張れるよね
ただ、そもそも自分の職場がブラックかどうか見極めるのは意外と難しいもの…。
そこで本記事では、理学・作業療法士が気をつけるべき特徴的なブラック職場の特徴を紹介していきます。
さらにブラック職場から抜け出す方法、そしてブラック職場を回避する方法まで紹介していくので、参考にしてみてください。
理学・作業療法士が注意すべきブラック職場5選
まずは理学・作業療法士を注意すべきブラック職場の特徴を紹介していきます。
もし自分の働く職場に、1つでも当てはまったら要注意です!
それぞれ解説していきます。
給料が平均よりかなり安い
まず注意すべきブラック職場の特徴が給料の安さです。
もちろんお金がすべてではないですが、平均よりもかなり低い給料だとやりがい搾取されている可能性が高いです。
まずは自分の給与と、同年代の平均給料を比べてみてましょう。
リハビリ年代別の給料
年齢 | 平均給料 |
---|---|
全体平均 | 427万円 (35.1歳) |
20〜24歳 | 329万円 |
25〜29歳 | 380万円 |
30〜34歳 | 414万円 |
35〜39歳 | 437万円 |
40〜44歳 | 487万円 |
45〜49歳 | 516万円 |
50〜54歳 | 539万円 |
55〜59歳 | 575万円 |
もしの同年代の平均よりもかなり安い給料なら、そこはブラックな職場の可能性が…。
スタッフへの還元意識があるかないかは、ブラックな職場を見抜くコツです。
そのため給料がしっかりと出ているかは、大事な判断基準となります。
21単位ノルマなのに、給料がかなり安いって職場も多いよ
理学療法士の年収の現実については、こちらの記事でくわしく解説しています。
サービス残業が当たり前
リハビリは通常の業務が終わったあとにも、カルテ書きやカンファレンス、書類の作成など残業が必要なことも多いです。
しかし強制的にタイムカードが切られたり、そもそも残業申請を断られるのが当たり前のブラック職場も…。
残業は患者さんのために!と正当化して、理学療法士のやりがいを搾取してサービス残業を強要している職場は要注意です。
ひどい場合は、自由意思で残っていると念書を書かされることも…
実際に筆者の昔の職場でも、申請しても最大でも15分しか残業をつけてくれなかったことも多々ありました。
ただいつしか感覚が麻痺して、それが普通に思えてきて気がつけば社畜化していました…。
有給を取らせてもらえない
有給の取得は、法律で認められた労働者の権利です。
なので基本は自由に取得できますし、働き方改革法案の成立で雇用主は年5日の有給を取得させる義務があります。
なので、もし有給を申請しても取得させてもらえない、年5日の有給を消化できていないなら、ブラック職場の可能性が…。
僕も前職場では、申請しても断られたことが何回もあったよ
パワハラ、モラハラが横行
ぶっちゃけリハビリは体育会系のとこがあって、指導という名のパワハラ・モラハラが横行している職場も…。
特に先輩から新人セラピストへの理詰めのような質問攻めで、泣かせたり、うつ病の一歩手前まで追い込むことも多々。
職場としてそういったパワハラ・モラハラが横行していたり、それをよしとする役職者がいる職場は完全にブラックです。
指導という名で、意味なく遅くまで残らされるケースもあるみたい
毎年、退職者がいる
ブラック職場かどうかは、毎年の退職者をチェックすればよく分かります。
セラピストが100人以上いるような職場は別ですが…
それ以外の小さな職場で毎年のように退職者がいる場合は、その職場に何らかの問題があるケースが多いです。
辞めていく人が多いってことは、ブラックな証だよね
職員が何年働いているかの定着率なんかもチェックしてみると、その職場がブラックかどうかの判断基準になります。
理学療法士がブラック職場を簡単に見抜くポイント
誰しもブラック職場は避けたいところですが、 実際にその職場で働いてみないと完全にはわからないのが正直なところ。
ですが、ブラック職場を可能な限り回避するために確認しておきたいポイントもあります。
それは中堅スタッフがごそっと少ない職場は注意するということ。
なんで中堅スタッフが少ない職場はダメなの?
なぜなら中堅スタッフ(5‐10年目)が少ない職場は、そこでは働き続けられない理由があり、見切りをつけた中堅がやめている証拠だから。
その職場に慣れ、嫌なところや理不尽な部分を知っている中堅が少ないということは、ブラックの可能性が高いです。
まだ職場のブラックな要素を知らない新人スタッフと、それを管理するベテランが大半で構成されている職場は要注意!
意外と中堅PTがごそっといない職場って多いんだよ
そんな職場は…
- サービス残業が当たり前
- 給料が安い
- 人間関係が悪い
- 上司のパワハラ、理不尽な要求がある
- 適切な評価がされていない
きっと上記のような問題を抱えている可能性が高いので、スタッフの構成はしっかりと確認しておきたいところ。
この点は求人票では分からない部分なので、病院見学の際にしっかりと質問しておきたいところ。
ブラック職場を回避するためにも病院見学の際の質問は大切で、こちらの記事でくわしく解説しています。
今の職場がブラックなら抜け出すには転職しかない
あなたの勤務する職場がもし前述のポイントに当てはまりブラックの可能性が高ければ、抜け出すには転職しかありません。
上司に相談したり、時間がたてば職場の労働環境が改善されると期待するかもですが、その可能性はかなり低いです。
そのまま働き続けていても、いつか無理がきて最悪のケースでは心身を病むことも…。
早く抜け出すのが得策だよ
ただ次の職場を見つけるにしても、再びブラック職場を引き当ててしまうのは避けたいもの。
せっかく勇気を出して行動しても、また次もブラック職場だと辛すぎますよね…。
次の職場はホワイトなところを見つけたいね
転職でブラック職場を引き当てないコツは、リハビリ向け転職サイトを使うことです。
転職サイトを利用することで、ブラック職場を避けられる可能性がグンッとあがります。
その理由は以下の3点
- 転職サイトは、職場の雰囲気・離職率など内部事情も教えてくれる
- 転職サイトは、自らの評判が悪くなるようなブラック職場は紹介しない
- ブラック職場は採用にお金を掛けないので、そもそも転職サイトを利用しない
上記の理由から、自分でも新たな職場を探しつつ、リハビリ向け転職サイトを併用するのがブラック職場を回避する方法です。
リハビリ向けの転職サイトは数多くありますが、なかでもPTOT人材バンクは各職場の内部情報にも精通していておすすめです。
担当者はそれぞれの職場に足を運び、職場の雰囲気や人間関係もチェックしているのでブラック職場を回避できます。
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PTOT人材バンクの評判は、こちらの記事で紹介しています。
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理学療法士が注意すべきブラック職場まとめ
この記事では、「理学療法士が注意すべきブラック職場5選!やりがい搾取に気をつけよう」について書きました。
世の中には理学療法士に優しいホワイトな職場もたくさんありますが、なかには患者さんを良くしたいと思う理学療法士のやりがいを利用したブラックな職場も…。
そんなブラック職場の特徴は下記のとおり。
もしあなたの職場が上記のブラック職場に当てはまるなら、抜け出すのは転職しかありません。
転職の際は、再びブラック企業にあたらないように転職サイトを利用するのが、失敗しないコツです
ただ理学療法士向けの転職サイトは数多くありますが、まず最初は老舗かつ最大手のPTOT人材バンクを使うのがおすすめです。
PTOT人材バンクの担当者は、それぞれの職場に足を運び職場の雰囲気や内部情報にも精通しているので、ブラック職場を回避できる可能性が高いです。
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ブラック職場を抜け出して、ホワイトな職場を見つけてね!
今回は以上です。