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理学療法士が整形外科クリニックで働くメリット・デメリットまとめ【現役PTが解説】

整形外科クリニックで理学療法士が働くメリット・デメリット
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セラピスト

整形外科クリニックには興味あるんだけど、良いとこ・悪いところが気になるな…

本記事では、こんな悩みにお答えしていきます。

理学療法士が働く職場のひとつに、整形外科クリニックがあります。

ただ病院とは患者層や働き方が違うという漠然としたイメージはあっても、実際にどんな職場かイメージしにくいんじゃないしょうか?

セラピスト

確かに漠然としたイメージしかないな…

そこで本記事では整形外科クリニックに興味のある理学療法士に向けて、今現在も整形外科クリニックに勤務する筆者が、整形外科クリニックで勤務するメリット、デメリットを紹介していきます。

整形外科クリニックの良いところだけじゃなく、悪いところも紹介していくので、働こうか迷っている人は最後までしっかりと確認してくださいね。

目次
リガサポ
リハビリ科長&採用担当
経験年数15年越えの理学療法士。慢性期→総合病院→整形外科クリニックと2回の転職を経て、年収100万円以上アップに成功!現在は整形外科クリニックでリハビリ科長として勤務する傍ら、採用担当として人事にも従事。またPT・OTを対象にセミナーも開催。

理学療法士が整形外科クリニックで働く5つのメリット

ここでは理学療法士が整形外科クリニックで働くメリットを紹介していきます。

それぞれ解説していきます。

運動器疾患に特化したスキルが身につく

整形外科クリニックは運動器疾患の患者さんがメインなので、運動器疾患に特化した知識・技術がどんどん身についていきます。

各疾患の傾向性やアプローチすべきポイントなど自分の中で基準ができやすく、成長度合いが早いのは大きなメリットです。

病院だとたまにしか担当することのない疾患も、整形外科クリニックだと毎日のように関われるので、経験値のたまり方が大きく違います。

リガサポ

圧倒的に経験値がアップするよ

スポーツに関われる

整形外科クリニックでは、学生のスポーツ選手や中高年のスポーツ愛好家、さらにはプロのスポーツ選手も来院されます。

病院勤務ではなかなか関わる機会の少ないスポーツ疾患も、整形外科クリニックでは数多く経験できます。

またスポーツ疾患の患者さんと関わる中で、スポーツ関係者とのコネができたりで現場に行く機会が持てることもあります。

リガサポ

スポーツに関わりたいなら、整形外科クリニックはかなりおすすめ

書類業務・会議が少ない

書類作成、会議の少なさも整形外科クリニックのメリットです。

リハビリ以外の業務が少ないので、サクッと仕事を終わらせて帰宅することができます。

書類作成で時間を消耗したり、会議で意見が衝突してスタッフ同士の仲が悪くなるなんてことも少ないです。

リガサポ

リハビリに集中できるので、めっちゃ良いよ

医師(院長)と話しやすい

整形外科クリニックは、院長との距離がとにかく近く話やすいのも魅力です。

カンファレンスの時間を取らずとも、ちょっとした空き時間に患者さんの状態や今後の方針をすぐに聞けるので、勉強にもなりますしリハビリが進めやすいです。

整形外科クリニックを開業する医師は比較的フランクな人が多いので、コミュニケーションが取りやすいのもメリットと言えます。

リガサポ

リハビリ以外にも経営の話なんかもできるよ

休みが取りやすい

僕が勤務する整形外科クリニックの場合、リハビリは予約制なので自分の予約枠さえ管理しておけば、好きなタイミングで休みが取れます。

病院のようにシフトを組むこともないので、旅行だったり研修で長期の休みが必要になっても、事前に予約枠を止めておけばOK!

リガサポ

プライベートな時間も確保しやすいよ

理学療法士が整形外科クリニックで働くデメリット

それぞれ解説していきます。

運動器疾患以外はほぼ診れない

前述のように整形外科疾患のメインは運動器疾患なので、それ以外の脳血管疾患や内科・呼吸器疾患の患者さんと関わることはほぼ皆無です。

既往でそれらの疾患がある患者さんもいますが、メインは運動器の痛みや痺れになってくるので、幅広い分野の疾患を経験したい人にとってはデメリットと言えます。

まだ自分の極めたい分野が決まっていない人には、いきなり整形外科クリニックはやめておくのが無難です。

リガサポ

まずは幅広く疾患がみれる総合病院がおすすめ

時間に追われやすい(忙しい)

整形外科クリニックは、担当する患者数が多く1単位(20分)でリハビリをしないといけないことが多く、めまぐるしく時間に追われやすいです。

20分の中で、「問診・評価・治療・自主-ex指導」を行わないといけないので、スピーディな対応が求められます。

さらにリハビリにプラスして、次回のリハ予約を取ったりベッド・備品の清掃をしたりと忙しいのが実情です。

リガサポ

僕は1日に21人診たこともあるよ

じっくり患者さんと関わっていきたい、自分のペースで仕事がしたい人には、大きなデメリットと言えるでしょう。

帰りが遅くなる

多くの整形外科クリニックは、昼休みが長く午後の診療終了時間が遅いので、どうしても帰りが遅くなってしまいます。

診察終了は19〜20時のところが多い

この帰りの遅さは、家事・育児中の方、業務後のプライベートの時間を優先したい人にとってはデメリットとなります。

リガサポ

通勤もあるから、僕は20時くらいに帰ることが多いよ

良くも悪くも院長次第

整形外科クリニックは、医師は基本的に院長ひとりです。

そのため院長が亡くなったり、怪我や病気で診療ができない状態になると閉院となり、リハビリも転職を余儀なくされます。

また院長の年齢・後継者の有無によって、自分が定年までそのクリニックで勤め上げられるかを考える必要があります。

リガサポ

院長が何歳まで診療できるかは不透明だしね…

出会いはほぼなし

理学療法士は同じリハ職だったり、看護師と交際・結婚するケースが多いです。

多くは同じ病院で知り合い、交際・結婚というパターンが多いですが、整形外科クリニックはスタッフの人数も少なく病院ほど出会いはないです。

また年齢層も高めなため、若い看護師もそれほどいないのが実情で、出会に期待するなら病院の方がおすすめ。

整形外科クリニックがおすすめな理学療法士

整形外科クリニックがおすすめなのは、「運動器やスポーツ疾患を極めたい」理学療法士です。

とにかく圧倒的に運動器・スポーツ疾患の経験値が詰めるのが、整形外科クリニックの特徴です。

また整形外科クリニックの患者層は、自費の患者層とも被るので、将来的に開業を視野に入れている人にもおすすめです。

整形外科クリニックの理学療法士求人の見つけ方

整形外科クリニックの好条件な求人を見逃さないためのコツは、いつでも求人情報が入ってくるようにしっかりと網を張っておくこと。

そのための方法は以下の3つ。

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それぞれ解説していきます。

リアル・SNSで人との繋がりを作る

転職において「働きやすく給料の高い職場」にいける可能性が最も高いのは、知り合いからの紹介です。

特に整形外科クリニックは、働ける理学療法士の枠も少なく、紹介で求人を探しているところも多いです。

また新規立ち上げの場合は、院長と関わりにのある理学療法士やその知り合いに声が掛かるケースが多く、日頃から繋がりを作っておけば声が掛かることもあります。

リガサポ

新規立ち上げの時は好条件を提示されることも多いよ

転職サイトを活用する

ひとりで整形外科クリニックの求人をチェックしたり、人からの紹介を待っているだけでは良い求人に出会うには限界があります。

その点、理学療法士向け転職サイトだと希望条件を伝えておけば、専属の担当者が条件に合う求人をどんどん紹介してくれるので見逃すことがなく便利です。

転職サイトは無料で使えますし、実際に転職しなくても求人をチェックするだけの情報収集目的でもOKなので、とりあえず登録しておいて損はないでしょう。

リガサポ

どんな求人があるか、給料の相場なんかのチェックにも良いよ

整形外科クリニックの求人を探すならなら「PTOT人材バンク」か「PTOTSTワーカー」を使っておけば失敗しないです。

PTOT人材バンク、PTOTSTワーカーの詳細は、こちらの記事で解説しています。

個人で求人を定期的にチェックする

働きたい整形外科クリニックが決まってるなら、求人が出ていないか定期的にチェックしておきましょう。

またハローワークに求人を出す整形外科クリニックも多く、こちらも忘れず確認しておくと良いでしょう。

リガサポ

ちなみにハローワーク求人は、転職サイトからもチェック可能

ハローワーク求人を扱う転職サイトは、先ほど紹介した「PTOT人材バンク」がおすすめ。

理学療法士が運動器疾患を極めるなら整形外科がおすすめ

本記事では、理学療法士が整形外科クリニックで働くメリット、デメリットを紹介してきました。

まとめると以下の通り。

メリット
デメリット
  • 運動器のスキルが身に付く
  • スポーツ疾患が診れる
  • 書類、会議が少ない
  • 院長との距離が近い
  • 休みが取りやすい
  • 運動器以外はほぼ診れない
  • 時間に追われ、忙しい
  • 帰りが遅くなる
  • 院長次第
  • 出会いはほぼなし

育児や家事が忙しい人には向いていませんが、とにかく運動器・スポーツ分野で自分を高めていきたい人にはおすすめです。

リガサポ

一気に成長できるよ

今回は以上です。

整形外科クリニックで理学療法士が働くメリット・デメリット

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