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整形外科クリニックで作業療法士に求められる役割・仕事内容は?OTでも働いていける?

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セラピスト

整形外科クリニックで働いてみたいんだけど、やっていけるかな?
どんな役割を求められるんだろう?

今回はこんな疑問にお答えしていきます。

整形外科クリニックで働くセラピストと言えば理学療法士(PT)というイメージがありますが、もちろん作業療法士も多く働いています。

とはいえ、病院のリハビリとは違ってどんな患者層で、どういった役割・働き方なのかイメージしにくい方も多いんじゃないでしょうか?

セラピスト

OTとして働いていけるか不安…

そこで本記事では、整形外科クリニックで働いた経験のある筆者が、整形外科クリニックでOTに求められる役割や仕事内容について紹介していきます。

整形外科クリニックで働いてみたいけど不安、やっていけるか心配というOTに必見の記事になっています。

この記事の筆者

ゆうき

  • 総合病院で働く12年目OT
  • OT科主任
  • 整形クリニックで勤務経験あり
  • 肩・脊柱疾患が得意
目次
リガサポ
リハビリ科長&採用担当
経験年数15年越えの理学療法士。慢性期→総合病院→整形外科クリニックと2回の転職を経て、年収100万円以上アップに成功!現在は整形外科クリニックでリハビリ科長として勤務する傍ら、採用担当として人事にも従事。またPT・OTを対象にセミナーも開催。

整形外科クリニックで作業療法士に求められる役割・仕事内容

整形外科クリニックは、担当する疾患数や患者層が幅広いことが特徴として挙げられます。

ゆうき

幼稚園児〜90歳前後の高齢者まで様々だよ

作業療法士が主に担当する疾患としては、以下に挙げたものが主となります。

  • 頚椎疾患(頚椎椎間板ヘルニア、頚椎症性神経根症など)
  • 肩関節疾患(腱板断裂、肩関節周囲炎など)
  • 肘関節疾患(外側上顆炎など)
  • 手・手指関節疾患(橈骨遠位端骨折、ばね指など)

ただ頚椎、上肢疾患だけでは理学療法士との間で担当数にばらつきが出るので、膝OAや腰部脊柱管狭窄症など体幹・下肢疾患も担当しないといけないのが実情です。

クリニックごとに担当する患者層や疾患は様々なので一概には言えませんが、整形外科クリニックで働く以上「作業療法士=上肢」というイメージは持たない方が良いでしょう。

セラピスト

やっぱり膝痛や腰痛なんかにも対応しないといけないんだ…

ゆうき

だから慣れるまでは結構、大変だよ

また整形外科クリニックでは、担当患者数も多く1人に掛けれる時間も1単位20分のところも多く、役割としてはスピーディな対応力が求められます。

短い時間での介入で結果を出さないといけないので、患者さんとじっくり関わりたい方には整形クリニックは向いていないかも…

整形外科クリニックで働く作業療法士のスケジュール

実際に整形外科クリニックで勤務していた頃の1日のスケジュールを紹介していきます。

スケジュール

時間業務内容
8:30〜9:00出勤、掃除、カルテチェック
9:00〜12:30午前診療
12:30〜15:00カルテ記載、昼休み
15:00〜15:40カルテチェック、会議(必要時)
15:40〜19:00午後診療
19:00終業、カルテ記載

日によって診療時間は多少前後しますが、大まかなスケジュールは上記のとおりです。

病院などに比べて昼休みが2〜3時間程度と長く、終業時間が遅いのが特徴です。

昼休みは勉強したりゆっくりしたりと自由に使える分、帰りが遅くなるので日々のプライベートな時間はどうしても少なくなります。

ゆうき

子育てママにはスケジュール的にキツいかな…

作業療法士が整形外科クリニックで働くメリット・デメリット

作業療法士が整形外科クリニックで働くメリット・デメリットを紹介していきます。

下記のメリット・デメリットを比較して、ご自身のキャリア・ライフプランに合っているか検討してみてください。

メリット
デメリット
  • 運動器疾患に強くなれる
  • スポーツ疾患も診れる
  • 会議、書類作成が少ない
  • 昼休みが長い
  • 中枢疾患はほぼみれない
  • 体幹、下肢の疾患を診る必要がある
  • 介入時間が短い
  • 帰りが遅い

書類作成や会議の少なさも整形外科クリニックの特徴で、リハビリに集中できる環境なのもメリットです。

ただどうしても痛みや痺れの改善がメインになってくるので、生活やADLという観点での介入が少なるのはOTとして大きなデメリットとも言えます。

整形外科クリニックが向いている作業療法士

整形外科クリニックに向いているのは、「疾患を満遍まんべんなく診れる作業療法士」です。

整形外科クリニックでは、担当する疾患・病態も様々でとても複雑です。

しかも作業療法士にとって、馴染みの少ない腰痛や膝痛など体幹・下肢疾患の患者さんも担当しないといけないことが多いです。

ゆうき

「作業療法士=上肢」というイメージは持たない方が良いよ

また介入時間も少なく、スピーディな対応ができるOTも重宝されます。

整形外科クリニックの作業療法士求人の見つけ方

整形外科クリニックで作業療法を募集しているところは、決して多いとは言えないです。

なので求人を見逃さないように、いつでも求人情報をキャッチできる状態にしておくことが重要になります。

そのための方法は以下の3つ。

クリックで読みたいとこにジャンプ

それぞれ解説していきます。

リアル・SNSで人との繋がりを作る

整形外科クリニックの求人は、人伝ひとづてに話がくることも少ないです。

紹介の方が人となりや能力が事前に分かるので、採用側からしてもミスマッチを防ぐ意味でも、スタッフの知り合いのOTを採用することがあります。

そのため普段から、リアルやSNS上で多くのセラピストと交流しておくと、整形外科クリニックのお誘いがあるかも!

個人で求人を探す

もし働きたい整形外科クリニックが定まっているなら、求人が出ていないかHPなどを定期的にチェックしておきましょう。

またハローワークに求人を出す整形外科クリニックも多いので、合わせてこちらも忘れずチェックしておきましょう。

ゆうき

ハローワーク求人は、転職サイトからもチェックできるよ

ハローワーク求人を扱う転職サイトはいくつかありますが、大手のPTOT人材バンクが使いやすくおすすめです。

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※ 無料で利用できます

PTOT人材バンクの評判は、こちらの記事で紹介しています。

転職サイトを活用する

ひとりで整形外科クリニックの求人を探したり、人からの紹介を待っているだけでは良い求人を見つけるには時間的にも限界があります。

その点、作業療法士向け転職サイトだと希望条件を伝えておくだけで、専任の担当者が条件にマッチした求人をどんどん紹介してくれるのでかなり便利。

転職サイトは料金が一切掛からず、求人をチェックするだけの情報収集が目的の利用でもOKなので、お試し感覚で登録しておくのもありです。

使って良かった作業療法士におすすめの転職サイトは、こちらの記事で紹介しています。

整形外科クリニックで作業療法士に求められる役割まとめ

本記事では、整形外科クリニックで作業療法士に求められる役割・仕事内容について紹介してきました。

整形外科クリニックでは、頚椎・上肢疾患だけでなく、体幹・下肢疾患まで満遍なく診れることが求められます。

また介入時間も短いので、スピーディな対応のできるOTが重宝されます。

整形外科クリニックでOTが働くメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット
デメリット
  • 運動器疾患に強くなれる
  • スポーツ疾患も診れる
  • 会議、書類作成が少ない
  • 昼休みが長い
  • 中枢疾患はほぼみれない
  • 体幹、下肢の疾患を診る必要がある
  • 介入時間が短い
  • 帰りが遅い

上記のメリット・デメリットを比較して、ご自身のキャリア・ライフプランに合っているか検討してみてください。

ゆうき

整形外科クリニックで働くかどうかの参考にしてね

今回は以上です。

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