理学療法士が転職するのって何年目がいいんだろう?
やっぱり経験が浅い転職は印象悪いかな?
本記事では、こんな悩みにお答えしていきます。
- 理学療法士の転職にベストな経験年数
- 経験年数別でみる転職のメリット、デメリット
- 経験年数に関係なく転職してもOKなケース
理学療法士が転職を考えるタイミングとして、経験年数が何年目かはひとつの目安になります。
また採用する側にとっても、応募者が何年目なのかは採用を決める重要な判断要素と言えます。
では、理学療法士として転職にベストな経験年数は何年目なのでしょうか?
確かに何年目がベストなタイミングのか気になるな
そんなわけで本記事では、理学療法士の転職は何年目がベストなのか、その真相にリハ科の採用担当である筆者がお答えしていきます。
さらに経験年数別で転職をするメリット・デメリットも深掘りして解説していくので、最後までしっかり確認してください。
理学療法士の転職は4〜10年目がベスト
理学療法士として転職するタイミングは、経験年数4〜10年目がおすすめです。
その理由は、理学療法士としての基礎知識・スキルが身につき、即戦力としてアピールできるからです。
3年目以下の新人だと教育が必要なケースもありますが、ある程度の経験年数を積んでいればそういった手間が省けます。
すぐに働いてもらえるのは、雇う側からするとありがたいよ
逆に経験年数が10年以上のベテランとなってくると、自分の考えなども固まっている人が多く、扱いづらいと捉えられることも…。
また若いスタッフで構成された職場では浮くことも多く、周りと合わないなどの理由で編成上の理由で避けられるケースもあります。
あまり年齢がいってからの転職は、給料がダウンすることも…
以上のことから転職するなら、基礎が身についていて即戦力としてアピールできる経験年数4〜10年目を基準に転職をするのがおすすめです!
理学療法士の転職事情!みんな何年目で転職してる?
理学療法士として転職するベストなタイミングは4〜10年目とお伝えしましたが、実際の転職事情はどうかみていきましょう。
平均勤続年数
厚生労働省の『平成30年賃金構造基本統計調査』によると、理学療法士の平均勤続年数は6.1年となっています。
新卒者だけのデータではないですが、この数字からも経験年数4年〜10年で転職する人が多いことが分かります。
ある程度の経験を積んでから転職する人が多いよ
ちなみに全職種の平均勤続年数は11年となっており、理学療法士は勤続年数が短い傾向となっています。
ただ医療業界はスキルアップなどで転職する習慣が一般的なので、短いからといって「リハビリはブラックだから!」とネガティブに捉える必要はありません。
理学療法士界は、わりと転職に寛容な職種だよ
若手理学療法士の転職率
理学療法白書(2016) によると、21~25歳の若手理学療法士の離職率は16.5%と報告されています。
この数字からも4年目までに転職する理学療法士も一定数いることが分かります。
経験年数が浅くても、転職している人も多いよ
理学療法士が転職するのは何年目がいい?経験年数別のメリット・デメリット
理学療法士が転職するベストは4〜10年目ですが、もちろんそれ以外の経験年数でも転職はOKです。
ここからは転職する際の経験年数別のメリット・デメリットをみていきましょう。
経験年数1年目での転職
経験年数1年目での転職はダメではないですが、デメリットが大きいのが現状です。
どうしてもネガティブな理由での転職と思われますし、またすぐ辞めてしまうのでは?と疑われるのは仕方ないこと。
採用側としても、他の人よりも慎重になってしまのは事実だよ
ただ正当な理由(将来の目標が決まっての転職など)であれば、転職を決意するのはありです。
1年目だとまだ変に自分の考えが固まっていないので、人柄をみて採用することも普通にあります。
面接ではやる気やフレッシュさをアピールするといいよ
1年目で辞めて転職する際の注意点は、こちらの記事でくわしく紹介しています。
経験年数2〜3年目での転職
経験年数2〜3年目での転職は、まだまだアピールポイントが少ないのが難点です。
正直なところ、雇用側もネガティブな理由での転職じゃないかと不安を抱いてしまいます。
経験年数が浅いと、採用側もどうしても慎重になりがち
ただある程度、社会人としても基礎はできてきているので、そこまで不安にならなくてもOKです!
PTとしての方向性が定まってくる時期なので、早めの転職でスキルアップを目指すにはおすすめ。
自分の進みたい道が見えてくる時期なので、心機一転で転職もあり
経験年数4〜10年目での転職
経験年数4〜10年目は、転職にベストな経験年数です。
雇用側としてもポジティブな転職として捉える傾向があります。
雇用側からしても、一番欲しい経験年数だよ
即戦力としてアピールできますし、施設によっては役職や管理者として採用してくれるところもあるでしょう。
キャリアアップ、年収アップのために積極的な転職ができる年数と言えます。
経験をもとに条件交渉もしやすいよ
経験年数10年目以降での転職
経験年数10年目以降での転職は、少し慎重にならなければいけません。
Uターンや転居を伴わない転職は、前職場とのトラブルなどを疑われますし、年齢的にも扱いに困るというのが実情です。
どうしても採用側も厳しい目でみがちになるよ
もちろんキャリアアップを考えての転職はOKですが、年齢的に採用を見送る施設も出てきやすいです。
また転職によって給料がダウンするケースもあるので、キャリアや生活を考えての見極めが重要です。
特に40歳以降は、採用条件に該当しないということも…
理学療法士が転職で失敗しないコツは、転職サイトを使うこと
せっかく転職するなら、失敗せず納得の転職をしたいですよね。
理学療法士が転職で失敗しないコツは、リハビリ向け転職サイトを使うことです。
転職サイトを使うメリットは、以下のとおり。
- 条件にマッチした求人を教えてくれる
- 職場の雰囲気や内部事情も知れる
- 給与、面接日程の交渉をしてくれる
- 履歴書、面接のアドバイスが受けられる
- 費用が無料
もちろんひとりで転職活動を進めてもOKですが、転職サイトを使わないと手間も時間も掛かかります。
費用は一切掛からないので、とりあえ登録してどんな求人があるか情報収集だけでもしてみると良いでしょう。
リハビリ向け転職サイトは数多くありますが、なかでもPTOT人材バンクは求人数も多くサポートも親身でおすすめです。
\ 高年収の求人が多い /
※ 無料で利用できます
PTOT人材バンクの評判は、こちらの記事で紹介しています。
経験年数に関係なく転職すべきケース
理学療法士の転職は4〜10年目がベストとお伝えしましたが、下記のケースでは気にせず転職してOKです。
- 職場がブラックで心身を病みそうになっている
- 人間関係で疲弊している
- 自分の目指すべき分野が決まった
- 施設の経営が傾いている
労働環境や人間関係で職場に行くのがつらいなら、心身を病む前に辞めて転職してOKです。
むしろ無理して働くよりも逃げてしまう方が賢いです。
周りの目より、心身の健康が第一だよ
また将来のキャリアプランが決まって、今の職場では成長が見込めなさそうなら、目指すべき分野に早めに転職するのが得策です。
転職で成長を加速させましょう!
理学療法士の転職は4〜10年目がベストだが、正当な理由があれば気にしなくてOK
この記事では、「人事担当が解説!理学療法士の転職は何年目がベスト?【経験年数別のメリット・デメリット】」について書きました。
理学療法士の転職は、即戦力としてアピールしやすい4〜10年目がベストですが、下記のような正当な理由があれば気にしなくてOKです。
- 職場がブラックで心身を病みそうになっている
- 人間関係で疲弊している
- 自分の目指すべき分野が決まった
- 施設の経営が傾いている
周りの目を気にせず、自分の健康・将来像を大事にすることが一番です。
納得のいく転職をしてね
今回は以上です。