リハ職が「病院を変えたい」と感じた瞬間にすべきこと ▶︎

作業療法士と理学療法士の違いとは?資格から面接での答え方まで解説

当ページのリンクには広告が含まれています。
  • URLをコピーしました!

作業療法士と理学療法士は、どちらもリハビリテーションに関わる専門職ですが、支援の目的やアプローチに明確な違いがあります。

理学療法士は基本動作の回復を支援する一方で、作業療法士は日常生活の応用動作や精神面のサポートに重点を置く傾向があります。

「これからどちらを目指すべきか迷っている」「面接で違いをどう説明すればいいかわからない」と悩む方もいるのではないでしょうか。

この記事でわかること
  • 作業療法士と理学療法士の役割や仕事内容の違い
  • 国家試験や養成校での学び方の違い
  • 面接で違いを聞かれた際の答え方とアピール方法
  • それぞれの専門性を活かせる職場の選び方と情報収集のコツ
作業 療法 士 と 理学 療法 士 の 違いの悩みを持つ理学療法士・作業療法士が情報整理をしている様子
目次
リガサポ
リハビリ科長&採用担当
経験年数15年越えの理学療法士。慢性期→総合病院→整形外科クリニックと2回の転職を経て、年収100万円以上アップに成功!現在は整形外科クリニックでリハビリ科長として勤務する傍ら、採用担当として人事にも従事。またPT・OTを対象にセミナーも開催。

作業療法士と理学療法士の基礎知識と仕事内容の違い

記事前半の主要テーマを視覚的に補強する様子

この章では、作業療法士と理学療法士の仕事内容や資格の違いについて整理します。

作業療法士(OT)とは?役割と仕事内容の例え

作業療法士(Occupational Therapist)は、対象者がその人らしい生活を送れるように、日常の「作業」を通じて支援を行う専門職です。

身体的なリハビリテーションだけでなく、精神面や認知機能へのアプローチも行う点が、作業療法士の大きな特徴と言えます。

具体例として、食事や着替えといった日常生活動作(ADL)の訓練や、手芸や木工などの創作活動を通じた機能回復などがあります。

自身が作業療法士としてどのようなアプローチに興味があるのか、実際の業務内容と照らし合わせて確認しましょう。

理学療法士(PT)とは?役割と仕事内容の例え

理学療法士(Physical Therapist)は、起き上がる、立つ、歩くといった基本動作能力の回復や維持を支援する専門職です。

日本理学療法士協会によると、ケガや病気などで身体に障害のある人や障害の発生が予測される人に対して、運動療法や物理療法などを用いて自立した日常生活が送れるよう支援する医学的リハビリテーションの専門職とされています。

具体例として、関節の可動域を広げる訓練や、筋力を強化するための運動、痛みを和らげるための電気治療や温熱療法などが挙げられます。

自分が理学療法士としてどの領域で専門性を深めたいのか、日本理学療法士協会の情報などを参考に整理して確認しましょう。

リガサポ

基本動作の獲得がその後の生活の土台になるんだよ

理学療法士と作業療法士の資格と国家試験の難易度

理学療法士も作業療法士も、どちらも厚生労働省が定める国家資格であり、専門的な知識と技術が求められます。

日本理学療法士協会によると、国家資格を取得するためには、養成校で3年以上学び、必要な知識と技術を身につけることが必要です。

具体例として、解剖学や生理学といった基礎医学の知識に加え、それぞれの専門分野に関する実習を重ねてから国家試験に臨むことになります。

国家試験の難易度は年度によって変動する可能性がありますが、まずは各養成機関のカリキュラムや過去の試験傾向をしっかりと確認しましょう。

注意: 国家試験の受験資格を得るための要件は変更される可能性があるため、常に最新の情報を確認しましょう。

作業療法士と理学療法士の大学や養成校での学びの違い

大学や専門学校などの養成校では、基礎的な医学知識は共通して学びますが、専門科目の内容に違いがあります。

理学療法士の養成校では、運動学や物理療法に関する科目が中心となり、身体の構造と機能回復に焦点を当てた学びが多くなります。

一方、作業療法士の養成校では、精神医学や作業学といった科目が含まれ、心身両面からのアプローチを学ぶ具体例が挙げられます。

自分がどちらの専門性を身につけたいかによって選ぶべき進路が変わるため、各学校のシラバスやカリキュラム内容を事前に確認しましょう。

柔道整復師と理学療法士・作業療法士の違い

柔道整復師は、骨折や脱臼、捻挫などのケガに対して、手術や投薬を行わずに整復や固定を行う専門職です。

理学療法士や作業療法士が医師の指示のもとでリハビリテーションを行うのに対し、柔道整復師は自らの判断で施術を行える(一部医師の同意が必要)という違いがあります。

具体例として、接骨院や整骨院を開業して独自の施術を行う柔道整復師がいる一方で、理学療法士は病院や施設でのチーム医療の一員として働くことが一般的です。

それぞれの資格が持つ法的な権限や働き方の違いを理解し、自身のキャリアプランに合致しているかを確認しましょう。

作業療法士が少ない理由と言われる背景

一般的に、作業療法士は理学療法士に比べて養成校の数や有資格者の数が少ない傾向があります。

これは、リハビリテーションの歴史の中で、まず基本動作の回復を担う理学療法士の認知が広まり、その後に作業療法の重要性が認識されてきたという背景が考えられます。

具体例として、スポーツ分野や整形外科などでは理学療法士が目立ちやすい一方で、作業療法士は精神科領域や地域リハビリなど、外からは見えにくい分野で活躍していることがあります。

「作業療法士は少ない」というイメージにとらわれず、実際の医療現場や介護分野での役割と必要性を自分自身で確認しましょう。

作業療法士やめとけと言われる理由と知恵袋の疑問

インターネット上の知恵袋などでは、「作業療法士はやめとけ」という意見が見られることがあります。

これは、仕事の成果が数値化しにくく、患者のモチベーション維持や多職種連携において精神的な負担を感じる人がいることが理由として考えられます。

具体例として、患者の興味を引き出すための作業活動を考案する際に、アイデアが枯渇して悩むケースや、他部署との調整に難しさを感じるケースが挙げられます。

ネット上の意見は個人の感想であるため鵜呑みにせず、実際の職場の雰囲気や業務の進め方を見学などで確認しましょう。

リガサポ

現場の雰囲気は施設によって全く違うから見学が大切だよ

作業療法士と理学療法士の給料・需要と転職・面接対策

この章では、就職や転職を検討する際に気になる給与や面接対策について解説します。

記事中盤の比較・判断材料を整理している様子

作業療法士と理学療法士の給料の違い

作業療法士と理学療法士の給料は、基本的には同等の水準で設定されている施設が一般的です。

両者とも国家資格であり、医療・介護保険制度における診療報酬や介護報酬の算定基準において、職種による大きな差が設けられていないためです。

具体例として、同じ病院に新卒で入職した場合、基本給や資格手当の額は同じであることが多く、その後の昇給も役職や経験年数に応じる形が基本となります。

給与額は職種の違いよりも、勤務先の施設形態や地域によって変動する可能性があるため、実際の求人情報で条件を確認しましょう。

理学療法士と作業療法士の需要と将来性

高齢化社会を背景に、リハビリテーション専門職全体の役割は引き続き重要視されています。

病院での急性期・回復期リハビリだけでなく、地域社会での生活を支える訪問リハビリやデイケアなど、活躍の場が広がっているためです。

具体例として、理学療法士が身体機能の維持・向上を図り、作業療法士が認知症予防や生活環境の調整を行うといった形で、地域包括ケアシステムの中でそれぞれの専門性が求められています。

今後のキャリアを考える際は、医療機関だけでなく、介護施設や一般企業という選択肢もありますので、幅広く情報を確認しましょう。

作業療法士と理学療法士の違いを面接で聞かれた時の答え方

採用面接では、「なぜ理学療法士(または作業療法士)を選んだのか」という意図から、両者の違いについて問われることがあります。

面接官は、あなたがそれぞれの専門性を正しく理解し、自分の職種に対する明確な目的意識を持っているかを確認しようとしています。

想定される質問として、以下のようなものがあります。

  • 理学療法士と作業療法士のアプローチの違いは何だと考えていますか?
  • なぜ当院で作業療法士として働きたいのですか?

具体例として、「理学療法士は基本動作の回復に努めますが、私は作業療法士として、その先の『患者様が趣味を楽しめる生活』まで支援したいと考え選びました」のように、自分の言葉で説明できるように準備しましょう。

自分の強みを活かせる職場の選び方

自分に合った職場を選ぶためには、職種の違いを踏まえた上で、どのような対象者と関わりたいかを明確にすることが重要です。

同じ理学療法士・作業療法士であっても、急性期病院、回復期リハビリテーション病棟、訪問リハビリなど、施設によって求められる役割や業務のスピード感が異なるためです。

具体例として、じっくりと患者の生活再建に関わりたい場合は回復期や生活期のリハビリが向いている可能性がありますし、早期離床やリスク管理に興味がある場合は急性期病院が選択肢に入ります。

自分がやりがいを感じる場面を自己分析し、それが実現できる環境かどうかを見学や面談を通して確認しましょう。

リガサポ

あなたのキャリアビジョンと当院の役割が合うかを見ています

\ 抜群の運営実績 /

登録・利用は完全無料

求人情報で確認すべき条件とポイント

記事後半の行動準備や確認事項を整理している様子

転職活動を進める際は、求人票の記載内容を細かくチェックし、自身の希望条件と照らし合わせる作業が不可欠です。

給与や休日だけでなく、職場の教育体制や実際の勤務実態が、入職後の働きやすさに直結するからです。

具体例として、基本給だけでなく手当の内訳、リハビリスタッフの人数構成、対象となる疾患の割合などを求人情報から読み取ることが大切です。

入社後のミスマッチを防ぐためにも、気になる点は面接や見学の際に直接質問し、勤務実態を確認しましょう。

注意: 求人票の条件はあくまで募集時点のものであるため、面接時に労働条件通知書などで最終的な確認を行うことが重要です。

転職サイトを利用した情報収集のコツ

効率的に希望に合う職場を探すために、転職サイトやエージェントを利用して情報収集を行う方法があります。

自分一人で探すよりも、求人情報を確認しやすく、条件を比較するための材料を集めやすいという利点があるからです。

具体例として、転職サイトで複数の求人を見比べることで地域の給与相場を把握したり、転職エージェントに相談しながら自分のキャリアに合った選択肢を整理したりすることが考えられます。ジョブメドレーにも理学療法士向けの求人ページが存在するため、情報収集の入り口として活用できます。

口コミなどの情報は個人の感想であることを理解し、参考程度に留めつつ、最終的には自分自身の目で確認しましょう。

作業療法士と理学療法士の違いを踏まえたまとめ

作業療法士と理学療法士は、リハビリテーションという共通の目的を持ちながらも、アプローチの焦点に違いがあります。

理学療法士は基本動作の回復を、作業療法士は日常生活の応用動作や精神面のサポートを担うというそれぞれの役割を理解することが、キャリア形成の第一歩となります。

面接で違いを聞かれた際には、この専門性の違いを自分の言葉で説明し、なぜその職種を選んだのかという熱意を伝えることがポイントです。

資格の特性や現場での役割をしっかりと整理した上で、自分の目指す働き方が実現できる職場を慎重に確認しましょう。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次